強く抱きしめて 離さないで

今日はマジメにかおりん卒業の事を。

良い卒業式だった事は確か。
でも、他のメンバーの卒業式と違う雰囲気だし、
同じオリメンであってもゆゆたんとも
なちみとも違う雰囲気だった。
どこかかおりんらしいと言えばかおりんらしい。
言葉で説明するのは難しいけど、
多分的外れな感想ではないはず。

卒業式の雰囲気だけじゃない。
卒業する当人の様子も、
ゆゆたんやなちみとは違っていた。
きっと、最初からの戦友の卒業を全て見送り、
最後のオリメンとして卒業を迎えた事の
満足感のようなものが溢れ出ていたのかな。
それが見てる側の淋しさを和らげたのかも。
淋しさが漂うよりもどこか爽やかさのある
ホントの意味での卒業式に感じました。
かおりん、ほんと強くなったよなぁ。


飯田圭織モーニング娘。の月である。
これは俺だけじゃなくて、
あちこちで言われたりする事が多いはず。
同い年のなちみとの比較で、
なちみ:太陽、かおりん:月と
例えられたりする。
デビュー曲のモーコーで、
メインから裏メロになったかおりん
ハモリからメインになったなちみ。
この時から2人は太陽と月になった。

あの時から卒業まで、
飯田圭織モーニング娘。の月であった。
立ち位置でもパート割りでも、
真ん中になったり目立つ位置になる事が
基本的に少ない存在。
そんなかおりんが主役になった曲がある。
「ねぇ笑って」のような飛び道具的な事じゃなく、
ちゃんとメインになった曲。
1stアルバム「ファーストタイム」に
収録されている「夢の中」。
かおりんの優しい歌声を存分に味わえる曲。
ハモリやコーラスも良く、
メインのかおりんを更に輝かせていた。
この曲が卒業式で歌われる事は、
俺にとってとても嬉しい事だった。
「夢の中」をステージの真ん中で歌う彼女は
女神のように美しく、
確実にあのライブの主役になっていた。
今まで娘。の主役として歌ってきた
他のメンバーに負ける事無い主役っぷりだった。


かおりんは「歌う事」について
多くのコメントを残していたりする。
多分、他のメンバーと比べても多いと思われ。
歌に愛情を持ち、歌う事が好きだという表れだろう。
モーニング娘。から卒業し、
ソロになったかおりんの活動が
どんな風になるのかわからない。
ゆゆたんのようにゆっくりとしたペースでも
歌う事が出来るのか。
ケメみたいに何とも微妙な位置での活動になるのか。
事務所がどう考えているのかは分からない。
ただ、昔から歌への愛情を表してきたかおりんには、
彼女らしい歌を、彼女が心から愛せる歌を
歌い続けてほしいなって思う。
今よりももっと輝けるように。

かおりん、卒業おめでとう。
歌う事の幸せに満ちたかおりんが見れるのを
楽しみにすると共に、そうなる事を願ってます。
お疲れ様。そしてありがとう。


P.S
かおりんを見送ったメンバー。
かおりんから受け取った愛の種
自分の中でたんぽぽにして欲しい。
そしていつか、たんぽぽの花が綿毛になった時、
かおりんのように愛の種を伝えて欲しいな。